超高速!参勤交代の感想など
超高速!参勤交代の感想など
超高速!参勤交代を見てきました。
アナと雪の女王だったかな?見に行った時の映画の予告編でチラッと見て何となく面白そうだなあ、と思ってまして、やってたのでせっかくだし、と見に行った次第です。
多分空いてるから見やすいだろう、と思ったら割と混んでました。
話の大まかな流れとしては、
地方の弱小藩が参勤交代から帰ってきたタイミングで、金山を隠していると疑いをかけられ
「もう一回こいや!五日以内な!」
という話になっててんやわんや、という感じのドタバタ時代劇コメディ?でいいのかな。時代は徳川吉宗の時代です。
参勤交代自体は、知っての通り、とてもお金も時間もかかるので、今の藩の財政でできっこない!時間も無い!でも行かなきゃ取り潰しに…じゃあ行くっきゃない!
という訳で、荷物を軽くするために刀を竹光にしたり、(実は伝説の)忍者に協力を仰いで山道をショートカットしたり。基本はダッシュ!山道だろうとあぜ道だろうとダッシュです。
なんかどこかで聞いた情報ですが、昔は参勤交代の時だけの為に人を期間限定で雇っていた、みたいな話もありますが、そういう話も盛り込まれていました。
あとこれは映画の設定なのかもしれませんが
通る道の要所要所の町に参勤交代をチェックする幕府の役人がいて、どこの藩の誰が何人ぐらい連れて通っていた、というのをチェックしてるんですね。
なので、その要所は外せない、そこだけ人を雇えば良い、それ以外はショートカット出来る、と言った裏技?もへーと思いながら見てました。
主人公の殿様はとにかく気さくで部下にも村人にも慕われている「良い殿様」に描かれています。剣も強い。財政が苦しくても年貢の取り立ては上げないし、大飢饉が起きて困った時もお互い様と周辺に米を配るいわゆるお人好し。
おかげで藩はいつも貧乏。家老には殿は甘すぎる、と怒られています。
ついでに幼少のトラウマで閉所?暗所?恐怖症という設定があるのですが、記憶の上ではその設定はあんまり活きてなかった気がします。ヒロイン用かな?
お人好し設定は伏線になってて、ラスト付近でああ、こう繋がるのか、と納得しました。
金山の疑いをかけて潰そうとしてる老中は老中で、色々ネジの外れている悪者で
あの手この手でとにかく参勤交代を邪魔して潰そうとしてきます。
こんなに悪く見える老中も実はこういう事情があって…幕府のために…といった裏側も無く
純粋に悪いやつとして描かれているあたりわかりやすくて良いです。
「参勤交代勘弁して下さい、無理っす」と言いに来た殿様の家来にゴキブリ食べさせたり。
最後は「絶対に城までたどり着かせないんだからね!」と言わんばかりに忍者を総動員して大がかりなバトルシーン。
おお、今の時代劇は血も出るしエフェクトもど派手で迫力あるなあ、でも雰囲気一気に変わったなと。
で、無事に参勤交代を果たし悪の老中は蟄居、後は推して知るべしとなり、最後に将軍と話をしてエピローグへ、といった流れなのですが
「将軍全部知ってたよ!家老の悪巧み知ってたよ!お前の所の大根美味いし!」みたいなネタばらしを言うのですが
これわざと将軍を無能に書いたのか、ホントに知ってたのかどっちだろう。
将軍の最後の台詞に明確な政治ネタ入れてくるんですが、この台詞を将軍に言わせるから
どっちか判断つかない。そんな印象。
その他の印象に残ったところといえば、ヒロインの幼少期のトラウマ話。
話でサラッと流してくれれば良かったんですが映像にされるとなんか生々しいよ!
家族で行くと多分お父さんお母さんはちょっと気まずい。
一番の愛されキャラは苦労人の家老でしょうね。
うん、そんな感じです。
何回か見ればまた色々見えてくるかもしれません。
超高速!参勤交代 (らくらく本)
土橋 章宏 (著)
調べたら原作あったんですね。
で、その超高速!参勤交代の映画の予告編でまた思ったんですが、時代劇モノ多いですね~
最近はまた時代劇ブームが来てるんでしょうか。切り口が色々考えやすいのかな?
幕末に高校生がタイムスリップするやつの予告編とかは、自分が若い頃なら好きそうだな~と観てました。
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