今日覚えたことの覚え書き

風立ちぬを見てきました 感想など

風立ちぬを見てきた感想など

日曜日に映画を見に行くかーてなわけでこの前見ようかなと思ってたショートピースですが
公開している劇場調べたら、近場の映画館でやってねえ!
ということでまずは風立ちぬの方へ。

風立ちぬ (ロマンアルバム)
風立ちぬ (ロマンアルバム)

風立ちぬの率直な感想を言えば、印象深かったです。

零戦作る人の話ですが、戦争描写というのは特になく、戦争に関して特にどんな色も出していないように感じます。たまに風刺ぽいのは気持ち程度に入ってた気もしますが。

話としては、シンプルで、美しい飛行機を作りたい堀越二郎の行動と結果のお話です。

最初は幼少期の堀越二郎から始まり、幼少期→学生時代→社会人と歳を重ねていき、最後は零戦を飛ばすところで終了

時代が変わるところで度々、夢の中の話が入り、飛行機作りの大先輩のカプローニと夢の中で飛行機の話をアレコレしていきます。
劇中最後も夢の中で〆ます。

ヒロインの菜穂子と最初に出会うのは、学生時代の電車で本を読んでいた二郎が帽子が飛ばされて、それを菜穂子がキャッチしたところから。
その直後関東大震災に合い、その際二郎が菜穂子達を助けた時に菜穂子の中では王子様として印象に残る。

その後しばらく劇中で菜穂子は出てきませんが、社会人となった堀越二郎が仕事で失敗し、避暑地へ休暇を取りに来たときに偶然の再開。

菜穂子のトラップ的なラブアタックもあり、関係が深まるが実は菜穂子は病気で…
でも二郎の心情的にはやっぱ好きだから!というわけで結婚させてくださいと菜穂子の父にストレートに懇願。
そのときの父親のなんともいえない表情が印象深いです。あと間を取りなってくれたドイツ人の人の思惑やいかに。

この避暑地で謎のドイツ人(多分その後のエピソードからスパイ的な人)と出会い親しくなりますが、
多分これが原因で?堀越二郎は特高に目をつけられるようになります。

家に帰れなくなった二郎は上司の家に寝泊りするようになります(途中でわかるまで旅館にいるかと思ってました)

仕事も充実しているようで日々図面を書いて忙しく暮らしていますが、菜穂子の病状が悪化し吐血。
それを聞かされた二郎は急いで電車に乗って東京に戻ろうとするんですが仕事もあるので、電車に乗りつつ仕事をしつつ涙を零しつつ
無表情で涙をポロポロこぼしながら計算している場面は、すごく印象深いです。

電車を降りた後急いで菜穂子の家へ向かい、様態を確認。二人のイチャつきも切なくなってきます。
仕事で帰らなければならないため、菜穂子の父からも促され二郎は戻りますが、その後菜穂子は本格的に病気を治したいと山奥の病院へ行くことを決意。
(多分、二郎とちゃんと暮らしたいと思ったため)

と、印象に残った場面を説明するためにあらすじかいてたら全部書いてしまう!
無理やり最後に飛ばしますが

大方の予想通り、菜穂子は治らないわけですが、ちゃんと幸せな時間というのを用意されており、報われていた…のかな?

最後何故帰ってしまったのかは劇中の台詞どおり「綺麗なところだけ」見せたかったのでしょう。
二郎は美しいものが好きだから。綺麗じゃなくなったら愛してもらえないと思ったのかもしれません。
現実の二郎よりも、菜穂子の心の中の二郎が美意識が強すぎたのかもしれません。

劇中綺麗な姿を印象付けたまま二郎の下を去ってしまったので、逆に二郎はずっと美しかったままの菜穂子を心に残したまま前に進まねばなりません。
そうしてほしかったのか、特にそういった思惑?は無く純粋な思いでそうしたかは想像するしかないのですが。関係も姿も美しいままで留めておきたかったというのはあったのかなと。

印象に残った他の場面を書いていくと

二郎が徹夜明けで帰ってきて横に添い寝したまま眠ったしまったのを、眼鏡を取って、布団をかけてあげて抱き寄せる(寄る)シーン。
手をつないで仕事をしているシーン。

飛行機が飛んだ瞬間、何かに気づき(というか菜穂子の死に)振り向く二郎

で、最後のカプローニとの会話の「国を滅ぼしてしまった」「一機も帰ってこなかった」という夢のシーン。
※一回見ただけなので、記憶違いなどで台詞が違ってたらすいません

そのあたりが印象深いです。

最後の台詞は多分

この10年は二郎の欲求とその結果なだけですが、10年を振り返った二郎の
「自分の作りたいものを作りたかった、その結果はこうなったけど。」

ある意味純粋な欲求とそれが果たされればどのような結果になっても顧みない
そんな一端が見えて、何となくですが宮崎駿監督本人の今作を作る心情と少し重なりました。
まあ二郎も監督も何を考えてるかなんてことは、本人しかわからないですが。

凄い飛行機を作る事と、間接的にでもその影響で周りがどのような結果になったかの責任とかは、その後から見たらわかる結果であり、あんまり関係ないとは思うんですが
それでも最後に幼少期から夢の中で語り合っていた二郎とカプローニがなんとなーくその辺について語って〆られます。
結果は出していません。

通してみた感じの個人的な印象は演出がそんなにクドくなく泣かせようともせず?、見やすくて良かったのですが
人によっては淡々としすぎ、もっと盛り上げたほうがいい!と思うかもしれません。
最後に菜穂子が夢の世界で出てきて二郎にメッセージを伝えますが、個人的にはそのシーンは演出過剰と思いましたが泣いてる人もいたので、盛り上げるにはやっぱ必要なのかも?

あと面白かったのは、二郎の妹が見てる人の気持ち代弁していた!という意見を聞いて
妻が病気なのに仕事に明け暮れてそばにいない二郎はヒドイという意味だったのかなと思いますが
自分の感想的には、あの状況だとああならざるをえないんじゃと思ってたので、人それぞれだなあと。

風立ちぬ (ロマンアルバム)
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映画の感想はドラゴンボールもそうですが長くなりすぎる!まとまりないし。
自重したいこのごろです。

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